第2回 西垣 通(東京経済大学教授、東京大学名誉教授)

第2回
IT社会のオピニオンリーダーによる知性派人生学
~しなやかに生きるための知とその流儀~

東京経済大学教授、東京大学名誉教授
西垣 通
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推薦の言葉

ITに関する思想の第一人者である西垣通さんは、私にとって高校、大学、そして日立という会社の研究所と、人生の前半を共に歩んだ、かけがけのない畏友です。お互いに半導体やコンピューターという最先端の科学技術を専攻し、世界をめざす研究者として競い合った時期もありました。
詩人・国文学者だったお父様の血筋を引き、ずば抜けた芸術的感性と言語力には、高校時代から敬服していました。アカデミズムの世界に移られてからは、そんな本領を発揮して現代のポストモダン思想とコンピューターサイエンスを結ぶ独特の知の体系を確立し、『マルチメディア』、『IT革命』、『こころの情報学』をはじめ、数々のベストセラー書を発表されました。そんな畏友の活躍は、企業に残って経営の道を進んだ自分にとっても大きな刺激となったものです。近年では「集合知」というキーワードをめぐって切れ味の鋭い論を展開されています。
そんな本物の文理融合「知」の人である西垣さんに、今回はご自身の人生経験を振り返りながら、「しなやかに生きるための『知』」というテーマでお話しいただきたいと思います。時代を変える、社会を変える、そんな本物の「知」を身につけるためには、何が必要なのか。「知」の最高峰から見えるその先の風景を語っていただきます。

武田英次(知謝塾塾長)