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第1回 武田 英次(元㈱日立製作所執行役常務)

第1回
研究者、経営者としての経験から人生を考え直す
~創造的な生き方をするためには~

元㈱日立製作所執行役常務
武田 英次
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「モノ」の時代から「知」の時代へ、さらには「心」の時代へと世界は大転換しています。それは時代が要求する価値観が変化しているからだと思います。
また、「OneからMulti」へと多様性が求められ、また新興国の台頭に象徴されるように「マイノリティの逆襲」が始まっています。別の言葉でいえば、マイノリティに創造性が宿っていると言っても良いでしょう。さらに、「知」の変遷も著しく、物理や化学、情報理論に代表される従来型の「原理・原則知」から、モノ・情報・人の関連性を注視する「関連性知」がビジネスの世界でも必須になってきています。話題のビッグデータの重要性もここにあります。
これらの価値観の変化に通底しているのはグローバリゼーションです。グローバリゼーションは言葉の響きとは逆説的に「マスから個人」、「群衆から群“個”」の変化をもたらしています。個人や国の独自のアイデンティティが求められるようになります。ここまで来ると、人財の育成や「心」の在り方が問われてくるはずです。
第一回の「知の交流」では半導体研究者から経営者として人生を歩んできた経験を基に創造的な生き方について議論したいと思っています。