「生きる意味」を創造するとは ー「内的成長」ー

私は創造的な生き方をしたいと常日頃考えてきた。創造的生き方とは、世界で誰もやらなかった仕事や研究をしたいとか、どんな小さなことでも人が気付かなかった発見をしたいと云ったことである。 私は研究者であり、また、マネージャでもあったが、傲慢な言い…

科学史・科学哲学の終身プリンス、村上陽一郎先生へのオマージュ

先週、記録的な降雪に見舞われた都内某所にて村上陽一郎先生と打ち合わせした。 そんなフラットな物言いは、自分のエモーションを完全に裏切っている。 なぜならば、私自身、物心ついたと自信をもって言える大学生時代から数えて、今となっては四半世紀にも…

「知謝塾」の名前について

2012年の4月から「知謝塾」は始まったのであるが、偶然思いついた「知謝」の名前について次のように私は書いている。 知謝塾の「知謝」とは「知」に感謝するという意味である。 歴史に残る「知の巨人」達の業績も、アイザック・ニュートンの言葉:「私がさら…

雑感「機械論的自然観」

昨年の10月から新たに始まった池袋コミュニティ・カレッジとのコラボによる「知謝塾」は今年の1月で4回目が終わった。少し、振り返って考察する。 第一回目は不肖私で、現代は「多様性の時代」で価値の多様性が大切であることを述べたと思う。私の専門である…

《レポート》藤原作弥さんが語るジャーナリスト魂とは

今回の藤原さんの講演会も、やはり第二部の武田塾長との対談コーナーが盛り上がった。 一つひとつは決して想定外というわけではないのだが、何とも興味深い話題が次から次へと出てくる。すると、誰もが集中力を高めながら、話の行き先に付いていこうとするの…

《レポート》藤原作弥さんの講演を聞く

時事通信社解説委員長、日本銀行副総裁、日立総研社長などと書くと、改めて藤原作弥さんが輝かしい「黄金の経歴」の持ち主であることに気づく。 しかし、その素顔は驚くほど気さくで温厚なジェントルマンである。 世に一流、それも超が付くようなレベルにな…

堤清二さんを偲ぶ。伊東先生と

年末、12月28日に開催した伊東俊太郎先生の講演について、もう一つ、どうしても書いておかなければ気が済まないことがある。 それは、そのほぼひと月前の11月25日に亡くなられた堤清二さんのことである。 伊東先生を囲んでの懇親会で挨拶された野上社長の口…

企業は公共体である。 伊東俊太郎談

伊東先生への会場からの質問は残念ながら、時間の都合上、お一人だけであった。 機械論的自然観から創発自己組織系としての自然観へ。 エートスの革命であるところの環境革命。 その重要性はよく理解できたが、そうした考え方を現実の中に具体的に活かしてい…

第3回知謝塾 私の個人的感想~伊東俊太郎先生の講演を振り返って

第3回知謝塾公開講座での伊東俊太郎先生の講演は,最新著である『変容の時代』に収録されている「創発自己組織系としての自然』をベースとしたものであった。 講演の内容をそのままレポートすることは、事前の打ち合わせでお会いした際、伊東先生から強く辞…

伊東俊太郎という知のインスパイア

池袋コミュニティ・カレッジでの知謝塾公開講座は12月28日、アカデミアの大御所、伊東俊太郎翁をお招きし、盛況の裡に終えることができた。まずは年の瀬押し迫った中、ご足労いただいた貴い方々お一人お一人に心より感謝申し上げます。 申すまでもなく“伊東…

時代の最前線を疾走する83歳のフロネシスーー伊東俊太郎氏最新講演集「変容の時代―科学・自然・倫理・公共―」を読む

【知は徳なり】 際限なく加速するグローバリゼーション。 そして、それとともに混迷のニヒリズムを深める一方の今日の地球社会。 その場限りの安っぽい「ファストナレッジ」が氾濫する中、社会や人間の生き方に明確な指針を与えられる本物の知性が求められて…

伊東俊太郎先生との対話、そして思索 其の弐

伊東俊太郎先生のお名前は、偉大な学術的業績と比べて、広く知れわたっているとは言い難い。今もなお、あくまでも「知る人ぞ知る」という存在にとどまっている。これはメディアに露出して有名になるより、ピュアな学術研究を追求してきた先生ご自身のストイ…

[レポート]知謝塾×池袋コミカレ公開講座第二回(2013/11/23) 西垣通氏

知謝塾と池袋コミカレによる公開講座第二回は,秋の連休中日の11月23日午後、情報学,IT文明論の第一人者である東京経済大学教授,東京大学名誉教授の西垣通先生を迎えて、盛況のうちに終えることができました。 講演は、最新著『集合知とは何か』をベースに…

伊東俊太郎先生との対話、そして思索 其の壱

知謝塾と池袋コミュニティカレッジのコラボによる公開講座。 その第三回は、年の瀬も押し迫った12月28日、『昭和アカデミアが産んだ最後の叡知』、伊東俊太郎先生の講演会を開催する運びとなった。 先日、伊東先生と最終の打ち合わせをする為に、JR中央線に…

[レポート]第六回知謝塾 紺野登氏「Social Innovation2013」(2013/1/12)

第六回知謝塾 ワークショップ 2013年1月12日 小金井市前原暫定集会施設1F A会議室 Social Innovation2013 Keynote Speaker 経営学者・多摩大学大学院教授 紺野 登 氏 2013年スタートとなる第6回知謝塾は,知識創造経営の第一人者である経営学者・多摩大学大…

[レポート]第一知謝塾 西垣通氏「人間=機械複合系と集合知――情報社会をとらえ直す」(2012/4/14)

[レポート] 第一回知謝塾 2012年4月14日 於武田邸 ―――――― 人間=機械複合系と集合知――情報社会をとらえ直す [講師] 東京大学大学院情報学環 教授 西垣 通 氏 ITは社会に革命的な利便性をもたらしただけでなく、社会構造、知のあり方や価値観をも大きく…

[レポート]第四回知謝塾 伊東俊太郎氏『湯川秀樹の自然観』(2012/9/15)

[レポート] 第四回知謝塾 2012年9月15日 於武田邸 [講師] 東京大学名誉教授・国際比較文明学会名誉会長 伊東 俊太郎 氏 今日,われわれは「大転換(The Great Transformation)」の只中にいる. この大転換を的確にとらえるためには,いかなる歴史的メジ…

[レポート]知謝塾×池袋コミカレ公開講座第一回(2013/10/19)

知謝塾と池袋コミュニティ・カレッジとの画期的なコラボレーションによる公開講座シリーズがスタートした。その記念すべき第一回、壇上に立ったのは知謝塾の武田英次塾長その人。『研究者、経営者としての経験から人生を考え直す――創造的な生活を送るために…

池袋コミュニティ・カレッジ講師懇親会でスピーチしました。

今晩、池袋コミュニティ・カレッジで講師を務める各界のプロフェッショナル総勢200名以上が集った懇親会に出席しました。 会社生活では凡そ遭遇することのないような多才奇才の諸氏は、野上社長が池袋コミカレの至高の財産と言われる通り、まさにダイバーシ…

運営事務局通信(4)池袋コミカレ×知謝塾コラボまで一カ月を切る!

万事せわしない期末の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 そんな時節柄、社内ノマドあるいは社内プーの自分も柄になく、お決まりの瑣事雑務に追われ、いささかご無沙汰してしまいましたが、知謝塾と池袋コミュニティ・カレッジとのコラボレーション、そ…

【運営事務局ぼやき】アンダーグラウンド宣言2013!!

今回、知謝塾として池袋コミュニティ・カレッジとのコラボレーションという形で図らずもメジャーデビューすることとなった。 元は言えば、武田さんを囲んでの少人数の飲み会にすぎなかった。やがて、どうせやるなら、ということで声を掛ける範囲を広げて私塾…

第3回 伊東 俊太郎(東京大学名誉教授)

第3回 アカデミズムの大御所が語る「知」の探求 ~人生は楽しむもの。学問の喜びについて~ 東京大学名誉教授 伊東 俊太郎 推薦の言葉 皆さん、伊東俊太郎先生をご存知でしょうか。 ラテン語、ギリシア語はもちろん、アラビア語から古代アッカド語やシュメー…

第2回 西垣 通(東京経済大学教授、東京大学名誉教授)

第2回 IT社会のオピニオンリーダーによる知性派人生学 ~しなやかに生きるための知とその流儀~ 東京経済大学教授、東京大学名誉教授 西垣 通 推薦の言葉 ITに関する思想の第一人者である西垣通さんは、私にとって高校、大学、そして日立という会社の研究所…

第1回 武田 英次(元㈱日立製作所執行役常務)

第1回 研究者、経営者としての経験から人生を考え直す ~創造的な生き方をするためには~ 元㈱日立製作所執行役常務 武田 英次 「モノ」の時代から「知」の時代へ、さらには「心」の時代へと世界は大転換しています。それは時代が要求する価値観が変化してい…

「×0.7」のマネージメント

1948年頃発明されたトランジスタが、経験則であるムーアの法則(集積回路上のトランジスタの数は「18ヶ月で2倍になる」と米インテルの創始者Gordon Mooreによって1965年提唱される)とスケーリング則(1974年に米IBMのR.H. Dennardによって発表されたデバイ…

運営事務局通信(3)始まりはやっぱり共鳴でした。

池袋コミュニティ・カレッジを運営するセブンカルチャーネットワーク社の野上秀子社長に、武田塾長と一緒にお会いするのは、一昨日が三回目でした。 元はと言えば、日立グループOB向けのフリーマガジンDNA1910の取材で野上社長にインタビューしたのが最初の…

運営事務局通信(2)知謝塾メジャーデビュー!

昨日は夕方から公開講座の打ち合わせで池袋コミュニティ・カレッジへ行きました。 その前に、武田塾長と合流して池袋西武地下一階のリブロ前に行ってみると、 おおおお! なんといちばん人通りの多い通路の正面に、わが「知謝塾」公開講座のポスターが堂々と…

研究の自殺

最近気になる論文を目にした。筆者が会社に入社した1975年に文藝春秋2月号に掲載された『日本の自殺』というかなりセンセーショナルな小論文である(著者はグループ一九八四年)。 要旨は「有史以来、多くの文明において、国民が利己的な欲求に没頭し、…

運営事務局通信(1)池袋から新しいチャレンジを始めます。

この度、知謝塾では、「池袋コミュニティカレッジ」とのコラボレーションの機会をいただき、その第一弾として10月から半年間、毎月1回全6回の公開講座を開くことになりました。 『知謝塾』~現代の知者に学ぶ人間力の磨き方~ これはもう不思議なご縁がい…

知謝

知謝塾の「知謝」とは、「知」に感謝するという意味である。 歴史に残る「知の巨人」達の業績も、アイザック・ニュートンの言葉:「私がさらに遠くを見ることができたとしたら、それはたんに、私が巨人の肩に乗っていたからです」 (If I have been able to …